
「日向夏(ひゅうがなつ)」と言う名前の柑橘類をご存じでしょうか?
別名「ニューサマーオレンジ」とも呼ばれています。
知名度は普通の温州みかんや夏みかんなどと比べると少々劣りますが、もしかすると店頭に並んでいるのを見たことがある方もいるのではないでしょうか?
名前に夏みかんと同じ「夏」が付いているので「これも夏みかんの仲間かな?」と思うかもしれませんが、実際はどうなのでしょう?
そこで今回は夏みかんと日向夏にはどんな違いがあるのか?
そしてこの日向夏はどんな特徴のみかんなのかもあわせてご紹介していきます。
日向夏と夏みかんの違い
まずこの日向夏と夏みかんの違いについてですが、名前に同じ「夏」とついているので、夏みかんの一種かとイメージしますよね。
ですがこの日向夏は、もともとユズから突然変異して誕生したと言われていて、夏みかんの一種ではないのです。
しかし、どちらも同じミカン属の雑柑類に分類される仲間でもあります。
見た目の違いは
夏みかんと日向夏の見た目の違いはどうでしょうか?
夏みかんの色は普通の温州みかんと同じような色をしていますが、特徴的なのはその大きさです。
手のひらに収まりきらないほどの大きさをしており、重さは400gほどにまでなります。
一方の日向夏は、夏みかんよりももっと明るい黄色をしています。
どちらかと言うとレモンの色に近いかもしれませんね。
大きさも夏みかんより小さく、夏みかんと温州みかんの中間くらいのイメージです。
表面もでこぼこしておらず比較的つるっとしています。
味の違いは?
夏みかんと日向夏の味の違いはどうでしょうか?
夏みかんは甘みよりも酸味が強くそのまま食べると言うよりは、ジャムやマーマレード、ゼリーに入れたりと加工することが多いようです。
しかし最近の夏みかんは「甘夏(あまなつ)」と言う品種が多く出回っているので、昔の夏みかんよりは甘みがあり食べやすくなっています。
日向夏も夏みかんと同様に酸味が強いのが特徴ですが、こちらの方は外皮の裏にある白いふわふわした部分(アルベド)に甘みがあり、果肉と一緒に食べることで甘酸っぱい爽やかな味わいになっています。
新食感を味わえるので、食べる際は外側の皮だけをむいて白い部分は残して食べましょう。
むき方は動画を参考にすると分かりやすいです。
食べられる時期は?
食べられる時期ですが、どちらも「夏」と言う名前が付いていますので夏のシーズンに食べられると思われがちです。
ですが、日向夏は夏と言うよりも4月前後から出荷されるようで、春の果物になります。
もちろん地域によって果実の成長具合が異なるので、出荷時期は目安として考えておきましょう。
店頭にはいつ並ぶのか分からないので、通販サイトなどで取り扱い状況を確認しておくとタイミングを逃しません。
のま果樹園さんのサイトは出荷状況が分かりやすいので大変便利です。
※のま果樹園さんは「日向夏」を「ニューサマーオレンジ」の名前で出しているので注意しましょう!同じものです。
※夏みかんも「甘夏」の名前で出しています。
「日向夏」はどんなみかん?夏みかんとの違いはあるの?まとめ
今回は夏みかんと日向夏の違いについて簡単ですがご紹介していきました。
- 大きさ:夏みかんの方が大きく日向夏の方が一回り小さい
- 色:夏みかんはオレンジ色をしているが日向夏はレモンに近い
- 味:どちらも酸味が強いですが、日向夏は白いふわふわ部分に甘みがある(一緒に食べる)
ザックリとこんな感じの違いがあります。
今までと違った味わいの柑橘類を体験したいのであれば日向夏はオススメの柑橘類です。
もし食べたいと思われるのでしたら、のま果樹園さんなどの通販サイトで取り扱い状況をチェックし、タイミングを逃さないように購入しましょう。
収穫量もまだ少なく数量に限りがあるので、売り切れる可能性もあります。
購入する際は早めに注文すると良いでしょう。