
食物アレルギーと聞いて何を思い浮かべますか?
よくパッケージ裏で目にする食物アレルギーとして
- エビ、カニ
- 大豆
- 卵
などなどありとあらゆるものにアレルギーの可能性がある事が分かります。
そんな食物アレルギーの中にオレンジが含まれていることはご存じですか?
オレンジと言うと「夏みかん」と同じ柑橘類ですから、夏みかんもアレルギーの対象になるのでしょうか?
そこで今回は夏みかんにアレルギー症状は出るのかどうかをご紹介していきます。
目次
夏みかんにアレルギー症状は出るの?

食品のパッケージにアレルギー表示があると思いますが、その中にオレンジが表記されているのを見たことはありませんか?
オレンジは夏みかんと同じ柑橘類なので夏みかんはアレルギーの対象になるのでしょうか?
結論を先に言いますと
夏みかんはアレルギーの対象になりません
これは消費者庁のサイトにもはっきりと書いてあります。(23ページD-12)
なのでオレンジアレルギーを持っている方は夏みかんを食べても問題ないと分かります。
ただし違和感があれば飲食をやめる事
いくらアレルギー症状が出ないからと言っても絶対にアレルギー症状が出ないとも限りません。
可能性は0ではない事を覚えておきましょう。
もし夏みかんを食べた直後に何かしらの体の違和感が出るようならすぐに飲食を止め、必要に応じて医師に相談しましょう。
果物アレルギーはどんな症状として出るの?

ここで果物アレルギー症状はどんなものなのか簡単に説明していきます。
果物アレルギーのほとんどは口腔(こうくう)アレルギー症状として発症します。
この口腔アレルギーとは
- 口の中やノドがイガイガする
- 口の周りが赤くはれてくる
などの口周りもしくは口の中に異常が出るアレルギーの事です。
よくアレルギーと言うと、全身に蕁麻疹(じんましん)がでたり呼吸困難におちいったりするイメージがありますよね。
ですが果物アレルギーの場合は、重症化することはほとんどなく口腔アレルギーとして発症します。
ですが、これも絶対に重症化しないとも限らないので、果物を食べた後に違和感を感じたらすぐに飲食を止め、その後は食べないようにしましょう。
温州みかんはアレルギーの対象?
夏みかんはアレルギーの対象ではない事が分かりました。
では、冬によく食べる一般的なみかん「温州みかん」はアレルギーの対象になるのでしょうか?
これも結論を言いますと
温州みかんはアレルギーの対象になりません。
安心して食べましょう。
ですが、先ほど説明したように体に違和感を感じたら夏みかん同様飲食を止め、必要に応じて医師に相談しましょう。
体に違和感が・・・でもアレルギーではない症状
夏みかんや温州みかんを食べ過ぎると、アレルギー症状ではありませんが体に異常がおこる可能性があります。
その体の異常とは
- 下痢や腹痛
- 柑皮症(かんぴしょう)
この症状が出ることがあります。
下痢や腹痛は水分の取り過ぎも原因の1つですが、みかんに含まれるビタミンCが副作用として下痢や腹痛を伴う事があります。
一時的な症状ですが食べ過ぎには注意したいですね。
もう1つの可能性は柑皮症があげられます。
これはみかんを食べ過ぎることで、みかんに含まれるカロテンにより手足などの肌が黄色くなる症状です。
これも食べるのをやめれば自然と症状は治まっていくのでそこまで深刻な症状ではありません。
しかしどんな食べ物でも食べ過ぎは良くないので、みかんも食べ過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
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夏みかんにもアレルギー症状は出るの?まとめ
アレルギー表示の中でオレンジがありますが、同じ柑橘類の仲間である夏みかんはアレルギーの対象かどうかをご紹介しました。
結論として、夏みかんはアレルギーの対象にならないので安心して食べましょう。
同じみかんの温州みかんも対象ではないので、こちらも安心して食べましょう。
ですが、絶対にアレルギー症状が出ないとも限らないので、少しでも体に違和感を感じたら、すぐに食べるのをやめ医師に相談することも大事です。
アレルギーが不安であれば、果汁だけでもなめてみて異常が出ないかどうか調べてから食べてみましょう。