
「うちでもみかんを栽培してみたいなぁ・・・」
「でもみかんの木を植える土地も庭もないし・・・」
と、みかんを栽培したいけど農家さんのような広い土地が必要だと思っていませんか?
だとすればそれは間違いで、みかんを栽培する場合スペースをそこまで取らない鉢植えでも栽培することができるのです。
そこで今回はみかんの栽培を鉢植えで行う方法や、その土台となるプランター選びなどをご紹介していきます。
目次
みかんの栽培を鉢植えで簡単に行う方法
みかんを育てると言えば、急斜面の広い土地にいくつものみかんの木がなっているイメージがありませんか?
個人で育てるとしてもそれなりの広さの庭や土地が必要と思っている方も多いかもしれませんが、
みかんは省スペースの鉢植えでも十分育てることができます。
それではみかんの栽培を鉢植えで簡単に行う方法をご紹介していきます。
育てるみかんの苗木を選ぶ
植物を栽培すると言うと種から育てるイメージがありませんか?
みかんを種から育てることはあまり一般的ではないのですが、仮に種から育てた場合収穫までにかなり長い年月を必要とします。
そうなると栽培のハードルも上がりモチベーションも下がってしまいます。
そこでみかん栽培にオススメな方法は、ある程度育っているみかんの苗木を購入することです。
この方法だと、すでに育っている状態からみかんを栽培することができて、購入した苗木の状態によっては早ければ翌年に収穫できてしまう物もあります。
なので初めてみかんを育てる方はある程度育っている(できれば3年生)みかんの苗木を購入することをオススメします。
みかんの苗木はホームセンターなどで購入できる場合もありますが、種類が限られていることも多いので多くの品種が選べる通販での購入がオススメです。
そして、みかんを鉢やプランターで栽培する場合品種の選び方も大切になります。
みかんには多くの品種があり、鉢植えではほとんど実がならない品種、実をつけるまで何年もかかる品種もあります。
不安であれば、みかんの木を販売している店にたずねることも大切です。
苗木を入れる鉢(プランター)選び
みかんをたくさん収穫したい場合は、7号鉢以上の、大きめの鉢が必要になります。
プランターも、大きめを使った方がたくさん実がなります。
育てるスペースと相談してどのくらいのプランターにするのかを見極めましょう。
迷うのであれば購入した苗木よりも1号から2号ほど大きめサイズのプランターで大丈夫です。
みかんの実が目的ではなく、常緑樹を楽しみたい場合は、それより小さくてもかまいません。
形は丸型のプランターが一般的で、後はデザインなど気に入ったプランターを選びましょう。
土・肥料選び
みかんを栽培する土は、水はけと水もちが良いものを選びます。
水はけと水もちが両立する土であれば、土の種類を選びません。
市販の用土を購入する時は、赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の比率がおすすめです。
肥料は、有機質肥料または速効性化成肥料を使います。
鉢やプランターに、3月、6月、10月に与えます。
みかん植え方や育てるコツなど
みかんを植えるのに適した季節は、3月から4月ごろです。
みかんなどの果樹は、2本以上植えないと実がつきませんが、品種によっては1本でも実がつきます。
鉢植えでは、庭植えよりも1~2年早く実をつけると言われます。
品種にもよりますが、鉢植えで栽培した場合、庭植えより味が濃いみかんが収穫できます。
みかんは日当たりの良い場所を好み、半日陰などは必要ありません。
みかんの鉢植えは、充分に日光が当たる場所に置きます。
水やりは、土の表面が完全に乾いてから与えます。
鉢底から水が流れるくらい、多めの水を与えます。
みかんの鉢植えは、春に枝が伸びますが、花芽がつくのは3月に伸びた枝だけです。
花芽から枝が伸びてみかんの実がつくのは、翌年の春になります。
庭植えの場合は、春・夏・秋に枝が伸びて、春の枝に花芽がつきます。
夏と秋は枝が伸びるだけです。
一度実をつけた枝は、翌年から花芽はつかないので、剪定(せんてい)してもかまいません。
実を付けなかった枝は、翌年から花芽がついたり、実がつくので、間違って剪定しないようにしましょう。
みかんの害虫は、エカキムシやカイガラムシです。
エカキムシやカイガラムシを見つけても、木が枯れたり、大きな被害が出たりしないので、慌てずに取り除きましょう。
みかんの栽培は鉢植えでも大丈夫!プランターの選び方などまとめ
今回の記事ではみかんを鉢植えで育てる方法を簡単にですが紹介しました。
みかんを接ぎ木や挿し木、あるいは種から育てるとなると少々ハードルが上がりますが、初めからある程度育っている苗木から育てることで比較的簡単にみかんを育てることができます。
今までみかんを育てようか迷っていた方も、鉢植えなら思ったよりも簡単なので一度挑戦してみてはいかがでしょうか。