
近年、食の安全性が騒がれることも多くなりました。
「この野菜、果物は本当に安全なの?」
もちろんみかんも例外ではありません。
どんな農薬が使われているのか?使われていたとして残留農薬は大丈夫なのか?
特に小さいお子様を持つ親御さんも気になる事でしょう。
そこで今回は残留農薬について、そしてその残留農薬の落とし方についてご紹介していきます。
目次
そもそも残留農薬って何?

みかんの残留農薬についての前に、そもそも残留農薬って何?
と言う方の為に簡単に残留農薬についてを説明します。
「もう知ってるよ」
と言う方はここを読み飛ばしていただいても構いません。
残留農薬とは読んで字のごとく農薬が残る事
残留農薬とは簡単に言うと、出荷された野菜や果物などにまだ農薬が残っている状態の事。
その他育てている土などの土壌に農薬が残っていることです。
私たちが特に気にすることは最初の農薬が野菜や果物に残っている状態の事ですね。
残留農薬がある野菜や果物を食べてしまう事で、結果的に農薬も一緒に食べてしまう事が問題になってきます。
そういった理由もあり近年では食の安全性の意識が高まり、無農薬野菜が一般的な言葉として浸透しています。
なぜ農薬を使うの?
「それだけ騒がれるならなぜ農薬を使うの?」
これは育てる作物によってさまざまな理由がありますが、よく言われる理由としては、
- 殺虫目的
- 殺菌目的
- 除草目的
と言われています。
殺虫目的の農薬
一つ目の殺虫目的の農薬は、害虫を殺してしまう農薬です。
育てている野菜や果物は虫にとってごちそうになりますので、殺虫目的の農薬をまかなければ虫が野菜や果物を食い尽くしてしまいます。
虫に食べられた作物は商品になりませんので、仕方なく農薬を使う事が多いようです。
殺菌目的の農薬
二つ目の殺菌目的の農薬は、人間もウィルスなどで何かの病気になる事があります。
病気は植物も例外ではありません。
病気にかからないために殺菌目的の農薬を使う事が多いです。
除草目的の農薬
三つ目の除草目的の農薬は、畑に生える雑草を簡単に枯らしてしまう効果があります。
とても広い畑を人間の手で草むしりしていてはとても時間が足りません。
そこで簡単に雑草を枯らしてしまう農薬をまくことで、草むしりの手間を大幅に省くことができます。
残留農薬がある物を食べるとどうなるの?
残留農薬のある作物を食べたとしても、1日2日ですぐに症状が出る事はほぼ無いと言えます。
ですが、それを毎日食べ続ける事で数年、数十年後に人体に何らかの影響が出てくることも考えられます。
特に言われている影響は農薬中毒症と言われていて、
頭痛、めまい、腹痛、吐き気など様々な症状が言われていて、さらにひどい症状だと、
運動麻痺、意識障害、呼吸困難におちいる可能性があると言われています。
農薬が原因と言われても、頭痛や腹痛は日常でも起こる事なので、絶対に農薬が原因と言い切れないような気もしますが・・・
とりあえず頭の片隅にでも置いておきましょう。
みかんの残留農薬は大丈夫なの?

ここでようやくみかんについてお話できます。
上記で説明したように残留農薬には様々な影響が指摘されていますが、みかんは大丈夫なのでしょうか?
これは人によって意見が様々なのであくまで個人的な意見ですが、
みかんについてはあまり気にしなくても良いと思っています。
個人的なその理由を説明していきます。
ビジネスジャーナルに乗っているこちらの記事も参考にしてみてください。
皮をむくから

これも意見は様々ですが、農薬はみかんの皮に多く付着しています。
その皮まで食べないのであれば、あまり農薬の使用は気にしません。
もちろん中の実にまで農薬が浸透している事もあるでしょうが、それを言ったらどの果物も食べられなくなってしまいます。
年中食べるものではないから
これも人によるのですが、みかんは一般的に季節ものです。
年中通して毎日のように食べるのであれば、残留農薬にも気を遣うのでしょうが、ある期間しか食べないのであればそこまで気にしすぎなくても良いと考えます。
残留農薬を気にするのであれば、どちらかと言うと年中食べるニンジンや玉ねぎなどの野菜の方を気にされる方が良いでしょう。
それでもみかんの残留農薬が気になる!

この様な個人的な意見を言っても、確かに農薬が気になる気持ちも分かります。
農薬が入っていないのであればそれに越したことは無いですものね。
それではどうすれば残留農薬を気にせずにみかんが食べられるのでしょうか?
無農薬のみかんを食べる
無農薬のみかんを食べる!これが一番手間もかからず確実、そして安心です。
「このみかん残留農薬大丈夫かしら・・・」
と考えるのが嫌なら、もともと農薬を使っていない物を買うのが一番確実です。
みかんを買うときに無農薬かどうかの表示を見ましょう。
一言も無農薬の文字がなければ買うのを控えた方が無難です。
【ふるさと21】で買える野菜や果物には無農薬の物も取り扱っています。
もちろんみかんもありますので、無農薬にこだわりのある方であれば一度目を通しておくことをオススメします。
自分で育てる
上記のようにいくら無農薬とうたっている商品でも
「自分の目で確かめないと気が済まない!」
と言う方も中にはいます。
そういった方は自分でみかんを無農薬で育てる方法もあります。
ただしまともな収穫まで4、5年はかかるので根気強く育てていく必要があります。
もしうまく無農薬で収穫出来たのであれば、自分の目で確かめた確実な無農薬みかんなので安心ですね。
「種から育てるのは大変だよ」
と言う方は、実のついている苗を植えてみてはいかがでしょうか?
その苗に農薬が使われているのであれば意味がないのですが、その後ご自身で無農薬を続けていけば農薬の濃度も月日とともに減っていく事が期待できます。
みかんの皮も食べたい

最近ではテレビやネットの情報から、みかんの皮に栄養が豊富な事が認知されてきました。
その影響からみかんの皮ごと調理したり、乾燥させて陳皮にしたりと幅広くみかんの皮が活用されています。
そこでも気になるのがやはり残留農薬ですね。
みかんの皮をむけばそれほど気にしないけれど、農薬が付着しているかもしれないみかんを食べるのであれば気になります。
なので農薬を洗い落としてしまいましょう。
「えっ!みかんを洗うの!?」
と思われた方もいるかもしれませんが、最近では農薬の心配から野菜用の洗剤も出てきています。
食の安全意識の高まりから、こういった洗剤も徐々に浸透してきているので、もし残留農薬の気になる方は一度試しに使ってみ手はいかがでしょうか?
みかんの残留農薬が気になる!まとめ
ここまで長々とみかんの残留農薬について書いてきましたが、簡単にまとめると
- みかんについてはあまり気にしない(私個人的な意見です)
- 気になるのであれば無農薬のみかんを買う
- もしくは自分で育てる
これらの事を参考にしてもらえたのでしたら幸いです。
もし買った野菜や果物の残留農薬が気になるのであれば、
- 野菜や果物用の洗剤で洗う
と言う方法もあります。
こちらの方法も是非ご参考にしてみてください。