グラフの乱高下

私がまだ小さかったころ、親か親戚のおじさんかよく覚えてないのですが、

「今年のみかんは裏年(うらどし)だからなぁ」

と言うニュアンスの会話をポロっと聞いた記憶があります。

まだ小さかった私は

「みかんは丸いのに裏?」

「ヘタの部分が表でお尻の部分が裏ってことかな?」

と、意味がよく分からない私は「?」がたくさん付いた記憶があります笑

もしかすると同じように裏年(うらどし)、表年(おもてどし)の意味が何なのかよく分からない方もいる事でしょう。

なので今回は、そのみかんの収穫に関する裏年、表年とは何なのかをご紹介していきます。

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みかんの裏年、表年とは?

みかんの収穫

みかんの裏年、表年とは一体何なのでしょうか?早速その答えを説明していきます。

まず、みかんの収穫量には豊作の年とと不作の年が交互に入れ替わる現象が起こります。

  • 豊作の年=表年
  • 不作の年=裏年

つまり、表年(豊作)の次の年は裏年(不作)その次の年は表年(豊作)と交互に入れ替わるという事です。

この現象をまとめて「隔年結果(かくねんけっか)」と呼びます。

ちなみに表年裏年は、「なり年、不なり年」とも言ったりします。

なぜこの様な現象が起こるの?

みかんの疑問

収穫量は毎年ほぼ一定なのかと思いきや実はそうではなく、豊作不作の入れ替わりで収穫量が変わるのですね。

なぜこのような現象が起こるのかをこれから説明していきます。

隔年結果がおこる理由

隔年結果がおこる理由を簡単にですが説明します。

みかんは果実が実るまでの期間がが長い果物です。(ご存知の通り約一年周期)

その年に果実が実ろうとしている間、実は次の年の果実も実る準備をしているのです。

そのため表年、つまり豊作だった年ではその木がたくさん栄養を吸収したことになります。

みかんの木には栄養配分を調整する機能があると言われていて、たくさん実がなった表年の次の年は反動で花芽形成(かがけいせい)が少なくなるため、裏年つまり不作の年になると言うわけです。

難しくなってしまったかもしれませんが超簡単に説明すると

頑張っていっぱい実を付けたから来年は少し休憩させてね

と言った感じの理由です笑

(農家の方が見たら凄く怒られそうな説明かもしれませんね汗)

ちなみに表年裏年と言っても、技術の進歩により収穫量の差は2割~3割程度と言われています。

天候に左右されることも

悪天候

その他裏年や表年の理由として天候の影響が強いこともあります。

みかんは日照時間が長いほど成長にいい影響がでる果実なので、降水量が多い年は日照時間も短くなりで成長が妨げられます。

他にも台風が多い年ではみかんに限らず果実が落ちるなどの被害が出ます。

当然落下したみかんは商品価値が下がるので果実のまま出荷出来なくなり、ジュースなどの加工品に行ってしまいます。

これらの原因などが重なり裏年の収穫量が更に悪化することにもなりますが、この逆に台風も少なく日照時間も長ければ収穫量の落ち込みも少なくなります。

今年(2018年現在)は裏年?表年?

2018年のカレンダー

そしてこの記事を書いている2018年は裏年なのでしょうか?それとも表年なのでしょうか?

結論を言いますと表年となります。

2017年が裏年のため順番で言えば表年という事になります。

ですが、いくら表年と言っても気温や日照時間、台風や大雪などの気候の影響で不作になる事も十分に考えられます。

加えて近年の農業従事者の高齢化もあって、年々収穫量が下がってきているのも事実です。

収穫量が下がると販売価格も上がる傾向にあるので、そのあたりも注意したいところですね。

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裏年のみかんは味が悪いの?

こたつでみかん

裏年と言うと「裏」と付くので何となくネガティブなイメージがありますね。

もちろん収穫量が減るのでネガティブなのは間違いないのですが、それがみかんの味にどう影響するのでしょうか?

裏年のみかんの味は特に影響しないと考えても大丈夫かと思います。

「かと思う」と言う表現を付けたのは、その年の天候により糖度が変わってくることがあるためです。

なので味に関しては裏年だからと言って悪くなるという事はないと考えていいでしょう。

ひと昔前では、逆に表年の豊作の方が実がなりすぎてみかんの味が薄くなるとも言われていました。

ですが最近は品種改良や農家さんの摘果などの努力で、その差もなくなってきているとのことです。

どちらの年も味には大差ないと考えてもいいでしょう。

みかんに裏年や表年と聞くけどどんな意味?まとめ

今回の記事でみかんの裏年、表年についてご紹介していきました。

何となくでも裏年、表年の理由が理解できましたら幸いです。

もう一度簡単に説明しますと

  • 頑張って実をたくさん付けたら次の年は休憩する
  • 休憩したら次の年は頑張って実をたくさんつける

これの繰り返しで裏年と表年を繰り返していると思っていただいても大丈夫かと思います。(簡単すぎる説明で申し訳ありません汗)

そして2018年は表年でもあり収穫量にも期待ができますが、農家さんの高齢化や天候などにも左右されますので不作になる事も十分考えられます。

そのあたりも状況も覚えておきながら店頭にみかんが並ぶのを待ってみてはいかがでしょうか。