
普通みかんを食べるときは、外側の厚い皮をむきますよね?
そして中身が出てくるのですが、ここにも果肉に包まれた薄くて白い皮があります。
この白い皮は薄皮などとも呼ばれていますが、皆さんはどうされていますか?
皮をむかずに果肉ごと一緒に食べる?それとも白い皮をむいて果肉だけ取り出し食べる?
人によって食べ方はさまざまですが、もし白い皮をむいて中身の果肉だけ食べているのでしたらもったいないです!
実はこの白い皮には栄養が豊富に含まれているので、捨てるのはもったいないのです!
そこで今回は、みかんの薄くて白い皮に含まれている栄養についてご紹介していきます。
目次
みかんの白い皮にはどんな栄養が含まれているの?
冒頭でもお伝えしましたが、みかんの白い皮には栄養が豊富に含まれているので捨てるのはもったいないのです。
「白い皮の食感が嫌いで、栄養なんていらない!」と言う方は食べなくても仕方がないのですが、もし何となく捨てている方がいるのでしたら、今度からは白い皮も一緒に食べてしまいましょう。
実はこの果肉を包んでいる白い皮には、果肉よりも栄養が豊富なものがあるのです。
その栄養とは
- ヘスペリジン(ビタミンP)
- ペクチン
です。
と言ったところで、あまり聞きなじみのない名前でその効果が何なのかよく分かりませんよね?
なので、これからその二つの栄養素についてご紹介していきます。
ヘスペリジン(ビタミンP)
ヘスペリジンはビタミンPとも呼ばれていますが、どちらもあまり聞きなじみがありませんよね?
ビタミンCは何となくわかるけれど、ビタミンPは何なのか分からないと言う方も多いかと思います。
なのでこのヘスペリジン(ビタミンP)の効果をいくつか挙げますと
- 毛細血管を丈夫にする
- コレステロール値の改善
- 血圧を下げる
- 抗アレルギー作用
などなど、ヘスペリジンにはこの様な効果の期待が持てるものがいっぱい含まれています。
ペクチン
こちらもあまり聞きなじみのないペクチンですが、食物繊維の一種と言われています。
食物繊維と聞けば何となくわかるかもしれませんね。
このペクチンの効果をいくつか挙げると
- 便秘の解消
- コレステロールの吸収を抑制
- 血糖値の上昇を和らげる
ペクチンは食物繊維の一種と言うだけあって、やはり便秘の解消に一役かってくれそうですね。
ちなみにジャムなどのとろみは、このペクチンの作用によって付きます。
白い皮だけじゃない!白い筋も栄養が豊富だった!

みかんの白い皮には栄養が豊富だと説明をしましたが、その周りについている白い筋にも同じように栄養が豊富に含まれています。
みかんの白い皮をむくと言う事は、同時に白い筋も取ってしまう事にもなるので非常にもったいないです。
もし食べられるのでしたら、白い筋も取らずに白い皮ごとみかんを食べましょう。
おまけ:白い皮の正式な名前は?
みかんの白い皮の名前をご存じですか?
薄皮や小袋、内皮など呼び方はさまざまです。
もちろんどの呼び方でも伝われば問題ないのですが
正式な名前は「瓤嚢」と言います。
漢字読めますか?多分読めないと思います。
それもそのはず、あの東大生でも正答率が0%だったそう!(普通に読めた方はすごい!)
関連記事:みかんの薄皮の名前って知ってる?皆が知らない漢字もご紹介!
もったいぶってしまいましたが、「瓤嚢」の読み方は「じょうのう」と言います。
おそらく「じょうのう」と、人に言っても誰も分からないと思いますので、呼び方は今まで通りでいいと思います(笑)
話のネタとしてどうぞ。
ちなみに、じょうのうについている白い筋の名前についても記事に書いていますので、気になる方は合わせてご覧ください。
関連記事:みかんに付いてる白い筋の正しい名前とは?実は間違ってたかも?
みかんの薄くて白い皮には栄養なんてあるの?まとめ
今回は、みかんの白い皮に含まれている栄養などについてご紹介していきました。
みかんの白い皮には果肉よりも栄養が豊富に含まれていて、特に
- ヘスペリジン(ビタミンP)
- ペクチン
などが多く含まれていると言われています。
それぞれの効果については本文に書いている通りですが、捨てるのがもったいないくらいの栄養素が含まれています。
白い筋にも同じように豊富に栄養が含まれているので、白い筋も捨てている方がいるのでしたら、できれば一緒に食べた方がいいでしょう。
そして白い皮の正式な名前は「瓤嚢(じょうのう)」と言います。
これをちょっとした話のネタにしてみてくださいね。