みかんの木

みかんの木を増やす場合の方法として「挿し木」と「接ぎ木」と言う方法が行われています。

ですが、ほとんどの場合「接ぎ木」の方法が取り入れられているようです。

その理由としては挿し木だと成功率が極端に低いからと言われています。

「でもやっぱり挿し木で増やしたい!」と言う方の為にみかんの挿し木方法を順序立てて説明していきます。

注意として、この記事で紹介している方法はあくまで参考程度、あるいはイメージをつかむ為としてください。

挿し木に挑戦する場合は、しっかりとした専門書を読むか、出来る事なら専門家から詳しいノウハウを教えてもらう事をオススメします。

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みかんの挿し木方法

  1. 4~5月にみかんの木から穂木を採取する。枝の先端から10cm程度を挿し穂として使用する。
  2. (1)は3枚程度の葉が付いていると思うので、上の葉1枚を残して残りの葉を落とす。大きい葉の場合は0.5枚(半分落とす)でもい。挿し穂全体を2時間ほど水に浸けておく。
  3. イチゴパックなどの水が漏れない容器を準備し、パックに入るように切ったセル成型トレイを逆向けに配置する。
  4. (3)に水を入れる。1~2cm程度の深さでよい。
  5. (2)の切り口をできるだけ鋭利な刃物で切った後、(4)に挿す。
  6. イチゴパックの場合、上からイチゴパックを逆向けにかぶせ、半日陰の場所に置く。午前中はある程度日が当たり、午後は陰る環境が最適。
  7. 数日に一度様子を見て、底水が尽きてきているようであれば水を足す(ふたをしていたら5~7日おきくらいが水を足す間隔になる)。
  8. 1か月くらいで発根を始めたものが出てくるので、適宜園芸用培養土を充填した鉢などに植え替え、普通に生育させる。
  9. (8)の根が回ったら、土に植えてよい。

みかんの挿し木に際しての注意点

(1)に関して
必ず先端を使用する。花芽ができた枝は挿し木には向かない(成功率が極端に低くなる)

また、判断が難しいが、窒素過多など栄養生長に傾いている木から採取した場合も腐りやすく成功率が低くなる傾向がある。

(2)に関して
挿し穂を水に浸けておかずに乾かしてしまうと、成功率が低くなる。

(4)に関して
水位が浅すぎると水上げができず、深すぎても切断部分が腐りやすくなる。

(5)に関して
家庭園芸用では、カッターナイフがおすすめ。

はさみで切って挿すと、切り口がつぶれることになり、成功率が下がる。

発根促進剤を利用する方法もある。

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(6)に関して
・みかんの発根は20℃程度が最適と思われる。なので、一日中日が差す場所では水温が高くなりすぎ、差さない場所では低くなるので、半日陰がよい。

・上からイチゴパックをかぶせるのは、温度の維持と湿度の維持を同時に行うためである。

(7)に関して
より手間暇をかけられる場合、底水が尽きるまで待たずに、水を入れ替えてもよい(溶存酸素の多い水に交換、病害の抑制、発根抑制物質の除去)

(8)に関して
発根の目安は2cmくらいで十分である。また、カルス(未分化の細胞の塊)が発生していたら、発根を開始するかもしれないので、しばらく様子を見る。

みかんの挿し木成功率について

みかんの挿し木は元来成功率が低く、5%くらいと言われています。

品種にもよりますが運が良くても10%くらいが良い所ではないでしょうか?

ですが確実に発根するとは言えないので、やはり大量に挿す「数を打てば当たる」戦略で臨むしかないでしょう。

みかんを挿し木で増やしたい!まとめ

みかんを挿し木で増やす方法は難しいので一般的な方法ではないと言われています。

ですが人それぞれ事情がありますし、「何としてもみかんを挿し木で増やしたい!」と言う方も当然いるでしょう。

成功率は低いですが、一度チャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。

その場合は、出来るだけ専門書などをよく読み、可能であれば専門家の意見も聞いた方がいいでしょう。

間違った方法を続けていては成功率も更に悪くなるので、しっかりとした知識を身に付けましょう。