緑色のみかん

私たちが普段何気なく食べているみかんですが、栽培農家さんの努力なくしてはこんなにおいしいみかんは食べられません。

みかんを出荷するまでに様々な工程があるのですが、その中から「摘果(てきか)」についてご紹介したいと思います。

この摘果をしないと美味しいみかんは出来ない!と言っていいほど重要な作業なのです。

少しでも農家さんの努力をご理解していただきたい気持ちと、ご家庭でみかんを栽培されている方のヒントに慣れれば幸いかなと思います。

それではみかん栽培の摘果についてご紹介していきます。

みかん栽培における摘果とは?その時期はいつからなの?

みかんを収穫

みかんの摘果についてご紹介するのですが、いきなり摘果と言っても初めて聞く方には何のことか分からないかと思います。

まずは摘果について簡単ですが説明していきます。

摘果とは?

みかんに限らず様々な果物などでこの摘果が行われるのですが、この摘果を簡単に説明すると

状態の良い果実だけに栄養を集中させるため、余分な果実をもぎ取る(切り落とす)ことを言います。

「せっかくの果実を切り落とすなんてもったいない!」と思われるかもしれませんが、この作業をしないと栄養が分散され、1つ1つの果実に十分な栄養が行かなくなります。

その結果、果実の成長が遅くなったり(大きくならない)美味しくないみかんが出来てしまいます。

更に樹木自体にも負担がかかり、次の年の収穫が減ってしまう事もあるため、この摘果は重要な作業と言えます。

摘果の方法は?

果物によって摘果の方法は異なりますが、ここではみかんの摘果方法を説明します。

まず、みかんの摘果は木の外側と内側に分かれて作業します。

外側の実は風にあおられやすく、鳥や害虫の被害に遭いやすい部分でもあるため果実に傷が付きやすい傾向にあります。

そして太陽に当たりやすいこともあり、日焼けしたみかんも多くなります。

この様なみかんは商品価値がガクッと下がるので、摘果の対象です。

内側のみかんについては、比較的傷が少なく日焼けがしにくいので極端に実が小さいなど、大きさの悪さで判断していきます。

その他重なるようにみかんがなっている物は良さそうな物だけを残して後は摘果し、スッキリさせます。

もちろん傷などあれば摘果の対象です。

摘果はどのくらいみかんを残せばいいの?

ただやみくもにみかんを切り落としては、実のないスカスカなみかんの木になってしまいます。

収穫量も減ってしまいますね。

なのでこの摘果には大体の目安が設けられています。

目安として、温州みかんは大体みかんの葉っぱ20~30枚に対しみかんの果実1個残すと言った具合です。

はっさくなどの大きめの柑橘類は葉っぱ80~100枚に1個くらいを目安と言われています。

摘果作業に迷ったらこれを参考にしてみてください。

摘果作業風景は動画を参考にすると分かりやすいです。

摘果はいつやるの?はじめる時期は?

カレンダー

この摘果作業はいつごろから始めるのでしょうか?

地域によって栽培条件が異なるため、多少の時期のズレがありますが

大体早い所で6月頃から摘果がはじめます。

そして9月末頃まで、遅くて10月末頃まで摘果作業が行われるようです。

もし摘果を行う場合はこの辺りのタイミングで行いましょう。

病気の葉っぱや枝があれば剪定も重要

みかん栽培における摘果作業はみかんの木の状態を確認するいい機会にもなります。

農家さんなどプロの方は普段から気にしていることと思いますが、ご家庭で栽培されている方はそこまで注意していない方も多いのかもしれませんね。

なので、せっかく摘果で木や葉っぱの状態が見れるのであれば、すす病やそうか病など発見しだい剪定(切り落とす)してしまいましょう。

すす病やそうか病が何なのか分からない方は、記事にもしていますので是非ご覧ください。

関連記事:みかんにすす病が!その原因や対策は?食べられるの?
関連記事:みかんのそうか病とは?その原因や対策のコツなど

ついでなのでみかんの木に付く幼虫についてもご覧ください。

関連記事:みかんに付く幼虫は何?実は誰もが知っているあの昆虫だった!

剪定で木の枝を切り落とす場合剪定ばさみは必需品なので、必要であれば購入しておきましょう。

>>剪定ばさみを選ぶ<<

みかん栽培に欠かせない摘果とは?まとめ

今回はみかん栽培における「摘果」作業のご紹介をしました。

摘果は美味しいみかんを作るために、余分な果実をもぎ取る(切り落とす)作業の事を言います。

栄養やおいしさを一個に集中!少数精鋭と言ったイメージでしょうか?

摘果時期は早い所で6月頃から遅くても10月頃まで続きます。

普段何も考えずにみかんを食べている方に、農家さんの努力が少しでも感じ取って頂けましたでしょうか。

本当にみかん農家さんには感謝です!

もちろんこの作業以外にも、いろいろと大変なお仕事をしておられます。

これからは農家さんに感謝をしつつ、みかんを召しあがってはいかがでしょうか。