
これをご覧の皆さんは、過去に一度でも薬を飲んだことがあると思います。
薬を飲む場合ほとんどの方は水で飲まれると思いますが、中には薬の効果を正常に発揮されない飲み物または食べ物もあります。
特に高血圧の薬の場合はグレープフルーツ(ジュースも)を食べてはいけないと言われています。
おそらく薬局の方から説明はされると思いますが、忘れてしまう事もあるので注意が必要です。
では同じ柑橘類の温州みかんはどうでしょうか?
と言う分けで、今回は高血圧の薬を服用時にみかんを食べてもいいのかどうかをご紹介していきます。
そしてなぜグレープフルーツはダメなのかも後半にご紹介します。
目次
みかんは高血圧の薬服用時にも食べてもいいの?

高血圧の薬を服用時、柑橘類の中でもグレープフルーツまたはそのジュースを食べたり飲んだりしてはダメです。
では同じ柑橘類の温州みかんはどうなのでしょうか?
始めに結論を申しますと
みかんを食べても問題なしです。
安心して食べましょう。
その他食べても大丈夫な柑橘類は?
柑橘類の中でもみかんはOKですが、その他の柑橘類はどうなのでしょうか?
確認の出来たものをご紹介しますと、
- オレンジ
- レモン
- かぼす
- バレンシアオレンジ
- マンダリンオレンジ
などが食べても大丈夫と言われています。
なので、高血圧の薬を服用時に柑橘類を食べたい場合はこれらの果物を食べるようにしましょう。
※食べても大丈夫と言われていますが、念のため医師や薬局の方に相談しましょう!
高血圧の薬とグレープフルーツの組み合わせはなぜダメなの?
高血圧の薬を処方される場合、おそらく医師や薬剤師さんから
「グレープフルーツ、またはグレープフルーツジュースと一緒に薬を飲まないでください」
と説明を受けると思います。(と言うか説明しないとダメです)
ではなぜグレープフルーツはダメなのでしょうか?
もし一緒に薬を飲んでしまった場合どうなるのでしょうか?
グレープフルーツと高血圧の薬を一緒に飲んではダメな理由を簡単に説明します

高血圧を抑える薬の中には一部「カルシウム拮抗薬」と言う物があります。
このカルシウム拮抗薬を服用時にグレープフルーツを食べていると、薬の効果が効き過ぎてしまいます。(もちろんグレープフルーツジュースでも同じです)
つまり薬を一度にたくさん飲んでいることと同じ状態になると言う分けです。
効きすぎると言う事は、血圧が下がりすぎて逆に低血圧の状態になったり薬の副作用が強く出てしまう恐れがあります。
もう少し詳しく説明すると
カルシウム拮抗薬を体内に入れるとその成分は、主に小腸から吸収されて肝臓へ、そして心臓に行き最終的に全身にいきわたります。
この時小腸で薬の成分を吸収する際、酵素の働きにより分解されます。
そして肝臓でも分解され、服用者に丁度良い効き目になるように調整されていきます。
ですがグレープフルーツを食べているとグレープフルーツに含まれる「フラノクマリン類」と呼ばれる成分がその分解作業を止めてしまうのです。
うまく分解できなかった薬の成分は、効果の強いまま肝臓に運ばれるのため薬の効果が強く出る事になります。
ですが「フラノクマリン類」はみかんには無いのでみかんを食べても大丈夫と言う分けです。
数日間はグレープフルーツ禁止
この「フラノクマリン類」の効果はかなりしつこいようで、グレープフルーツを食べてからおよそ1週間近くもその効果を維持することもあるようです。
更に少量でも効果を発揮するようで、ジュースの場合コップ一杯程度でもダメと言われています。
なので、高血圧の薬を服用する際は、最後にグレープフルーツを食べてから約4日~1週間程は服用しないよう注意が必要です。
グレープフルーツ以外でダメな物は?
上記の説明ではグレープフルーツの説明しかしていないのですが、その他の柑橘類で食べてはダメな物も存在します。
グレープフルーツ以外では
- 夏みかん
- ザボン
- ダイダイ
- スウィーティー
- ポンカン
- いよかん
などがあげられます。
意外にも身近な物もありますので、柑橘類を食べる際は特に注意しておきましょう。
もし不安であれば、薬服用中は柑橘類を一切食べないか、食べたい場合はどんなものが大丈夫で、どんなものがダメなのか医師としっかり相談しておきましょう。
みかんは高血圧の薬を服用時に食べても言いの?まとめ
今回は高血圧の薬服用時にみかんを食べても大丈夫かどうかをご紹介しました。
まとめると
温州みかんは問題なく食べられます。
ですが同じ柑橘類のグレープフルーツはダメです。
みかんとグレープフルーツ以外の食べても大丈夫な物ダメな物は、記事中にありますのでもう一度見ておきましょう。
ですが、医師から処方された場合は必ず説明を受けるはずなので、忘れてしまっても大丈夫かと思います。
色々説明しましたが、一番なのは始めから高血圧にならないような生活習慣を心がけることが大切です。
遺伝の場合は仕方ないかもしれませんが、それでも改めて自分の生活習慣を見直しておきましょう。