
いきなりですがみかんの皮の名称をご存知ですか?
「何言ってんの?みかんの皮はみかんの皮だろう?」
確かに間違いではないのですが、みかんの皮にもちゃんとした名前があるんです。
今回はそのみかんの皮の名称と、その皮についてのちょっとした豆知識何かもご紹介していきます。
みかんの皮の名称とは?
みかんの皮、ここでは外側の最初にむく皮の名称ですが
- フラベド(外果皮(がいかひ))
と言います。
ね?ちょっとカッコいい名称でしょ(笑)
「このみかんのフラベドいいツヤしてるね」
なんて使っても良いかもしれませんが、多分最初は通じません汗
とりあえず知識として知っておいて、マメ知識として話のネタ程度に会話に取り入れてみましょう。
ちなみにそのフラベドの裏側の名称は
- アルベド(中果皮(ちゅうかひ))
と言います。
白いザラっとした面の事ですね。
- 外側はオレンジのフラベド
- その裏側の白い面はアルベド
どちらもカッコいいっぽい名称ですが間違えないようにしましょう。
そしてそして、さらにもう1つ皮つながりで、果肉を包んでいる薄皮の部分を
- 瓤嚢(じょうのう)
と言います。
難しい名称ですね汗
フラベドは実は栄養が豊富
ほとんどの方はみかんの皮をむいた後は捨ててしまうと思います。
しかし実はその皮には
- ビタミンC
- β-クリプトキサンチン
と言う栄養などが含まれています。
ビタミンCは有名な栄養素の1つなので割愛しますが、もう1つのβ-クリプトキサンチンは聞きなれない名前ですね。
ここでは簡単に説明しますと、免疫力のアップや発がん性物質対して効果の期待が持てる栄養素でもあります。
「とは言っても皮なんて食べれないよ?」
と思われるかもしれませんので、フラベドの栄養を上手に摂取する方法をご紹介します。
焼きみかん

焼きみかんと言うと
「え!?みかんなんて焼くの!?」
と思われるかもしれませんが、名前の通りみかんを丸ごと焼きます。
みかんを丸ごと焦げ目がつくまで焼くことで、フラベドに含まれる栄養素が内側の実の方に浸透していくというわけす。
その結果実の栄養価がアップされるんですね。
是非一度お試しあれ。
参考記事:みかんを温めると栄養に驚きの変化が!これはやらなきゃ損!
陳皮(ちんぴ)にする
陳皮(ちんぴ)と言うとこれもあまり聞きなれない言葉ですが、簡単に言うと
皮を乾燥させたものです。
乾燥させた皮を粉末状などにして、紅茶やヨーグルト、料理に1さじほど入れると食べやすいです。
作り方は
- 皮についている農薬やワックスを落とすために、熱湯で3分ほどつけます。
- つけたものを平たいザルなどに重ならないように並べ、天日干しにします。
- 約1週間ほど乾燥させカラカラになればOKです。(状態によっては乾燥する日にちを伸ばしても大丈夫です)
完成したものをミキサーで粉末状にして瓶に保存しておけば便利です。
皮についている農薬やワックスが気になる方は、無農薬で育てているみかんを購入することをオススメします。
みかんの皮の名称とは?まとめ
あまり一般的ではないみかんの皮の名称でしたが
- 外側の皮はフラベド(外果皮(がいかひ))
- その裏側はアルベド(中果皮(ちゅうかひ))
- 果肉を包む薄皮は瓤嚢(じょうのう)
これでみかんの皮の名称は紹介できたかと思います。
ついでに紹介しましたが、その皮の有効活用も挑戦してみましょう。