
みかんの栽培は主に年間を通して日照時間が長く、平均気温も高めな地域での栽培が適しています。
という事は寒い地域でのみかん栽培はあまり適していないという事ですね。
北海道産のみかんや東北地方で栽培されているみかんを見たことがないのはこの様な理由からです。
では日本で栽培されているみかんは一体どこまでが北限なのでしょうか?
今回はみかん栽培における北限はどこなのかをご紹介していきます。
みかん栽培の北限はどこまで?
「いきなり北限と言われても何のこと?」と思われる方もいるかもしれませんね汗
確かに北限なんて普段あまり聞きなじみのない言葉ですから、北限が何なのか分からない方のために説明します。
北限とは
(動植物の地域分布などの)北の限界
引用元: Weblio辞書
簡単に言うと、日本の北側で栽培できる限界地域の事です。
それでは北限の意味が分かったところでみかん栽培の北限はどこなのか?
結論から言いますと、栽培するだけであれば北海道でもみかん栽培は可能です。
実際に北海道の方がみかんを栽培に成功しているブログがあるので間違いはないでしょう。(ただし寒さや雪対策など大変なようす・・・)
「じゃあなんで北海道産のみかんがないの?」と疑問に思いますよね?
これはあくまでもみかんの栽培が可能と言うだけであって、みかん栽培を営利目的でしていないからです。
寒い地域で広大な土地を使ってみかん栽培をしても、品質が悪く商品としての価値が低くなってしまい、その結果大赤字になってしまう事が予想されます。
なのでみかん栽培だけで言えば北限は北海道までですが、営利目的の農業としては成り立たちません。
では農業としてのみかん栽培の北限はどこ?

では実際にみかん栽培を農業として行っている地域の北限はどこなのでしょうか?
これも結論を先に言いますと、みかん栽培の北限は茨城県です。
栽培されているみかんの品種は温州みかんのほか、福来(ふくれ)みかんと言う小さな品種のみかんを栽培しています。
茨城県産のみかんは全国的にはあまり流通しておらず、周辺の地域で販売されていたり「みかん狩り」として楽しむことができます。
しかしこの北限も農家さんの技術力の向上やみかんの品種改良、地球温暖化の影響も手伝って年々北上していると言われています。
近い将来もしかしたら寒さに物凄く強いみかんが誕生するかもしれませんね。
ちなみに話はそれますが、地球温暖化に関しては「ウソだ」と言われている方もいます。
私もどちらかと言うとウソなんじゃないかなぁと思っています。冬が寒すぎるからと言う単純な理由なのですが(笑)
まぁ信じるか信じないかはあなた次第と言う事で。
みかん栽培の北限はどこまで?栽培できる限界地域を調べた結果!まとめ
今回はみかん栽培の北限についてご紹介していきました。
栽培するだけであれば北限は北海道まで栽培できます。
ですが、利益を得る目的での北限は茨城県が現在の北限です。
この北限も年々北上していると言われていますので、福島県が北限になる日も近いのかもしれませんね。
もしみかん栽培の北限である茨城県に立ち寄ったら、茨城県産のみかんを食べてみてはいかがでしょうか。